プロゲーマーを目指していた若者たち

先日、プロゲーマーを目指す若者たちという番組が放送されたばかりですが、その後の出来事です。はっきり言ってプロゲーマーの道は暗い。険しいとか厳しいとかそういうレベルじゃない。夢が無い。

まず、テレビ番組『プロゲーマーをめざす若者たち』テキスト起こし | Negitaku.org esportsを読んで欲しい。
日本のプロゲーマーの事情、海外のプロゲーマーの事情が書いてあります。
世界のプロゲーマーの場合、プロスポーツ選手のようにスポンサーがあり、年収約1億円という数字を出しています。
しかし、日本のプロゲーマーの場合は多分フリーターと大して変わらない年収でしょう。
そして、日本で圧倒的強さをもつ4dN.PSYMINというプロゲーマーチームがあり、そのライバルとなりうるAXGが結成されるが解散。一方プロゲーマーとして個人で頑張るSIGUMA選手へのスポンサーのキツイ言葉。
番組最後のまとめとして、

日本でも、ゲーマーたちが脚光を浴びる日は、本当に来るのだろうか?

という暗い締めくくり。

冒頭でも述べましたが、さらに後味が悪いのがこの番組の後で、プロゲームチーム『4dN.PSYMIN』が無期限活動停止に | Negitaku.org esportsとさらにはイベント『code-Reality』がサイトを閉鎖 | Negitaku.org esportsという出来事です。

日本トップのプロゲームチームが解散となり、プロゲーマーの道は出口が見えなくなってしまいました。報われない努力。
わかりやすく言えばプロゲーマーになるということは、「俺はミュージシャンになって売れてやるんだ」「野球選手になるんだ」というより無謀なのです。かなわない夢なのです。

かつてAgeOfEmpiresIIで世界一位になった選手が日本にいました。しかし、今ではその名を聞く事はなくなってしまいました。
オリンピックで金メダルを取った選手は、一躍有名になりテレビでも引っ張りだこです。
もちろんオリンピックとゲームの大会では規模も知名度も違いますが、プロゲーマーがあまりにもつらく苦しい立場すぎて悲しくなりました。

日本で活躍してるプロゲーマーはSIGUMA選手のみになってしまうのでしょうか？
厳しい環境でしょうが、心から応援させていただきたいと思います。